青森りんご歴史伝承家 木浪真由美です。
「りんごの漬物」があるのをご存知でしょうか?

先日、津軽あかつきの会を取材させて頂きました。
主力品種ふじは袋をかけると赤の色が綺麗に付き、
貯蔵期間が長くなるため、
今より多くの有袋ふじが作られていた30年以上前
津軽あかつきの会の方達は、
有袋のまま落果してしまった若いりんごに
「りんごの漬物」になるという魔法をかけました。

そのもっと昔、
ジャムやジュースに加工する技術のまだない頃、
「出荷できないりんごを漬物にしていた」
と証言する方達を訪ね歩き、聞き取り
書き留めたレシピで今でも毎年作り続けています。
経験上、無袋ふじとか完熟りんごでは
美味しい漬物にはならないそうです。

【津軽あかつきの会】
津軽の保存食を季節ごとに提供してくれる
予約の取れない有名店
お話ししてくれた中田さん曰く、
「捨てられるはずだったものに価値を与える
先人達の心が素晴らしい!」
今までふじだけを漬けてきましたが、
2年前からジョナゴールドも試作してみたそうです。
一切れずつ食べさせていただきました。
ふじは十分に発酵していてご飯が欲しい感じ、
濃厚なふじらしい味わいは余韻がとても長いです。
ジョナゴールドは以外にも甘く、
本来持ち味の酸味がうまみに変化していて
上品な香りが、緑茶と合わせお茶うけにしたい味でした。
甘味と酸味のバランスが絶妙です。
材料はりんごと塩と水ですが、
漬物となるまで寝かせる漬物蔵が必要
3年前、津軽あかつきの会のランチを予約して
半年後やっと食べる事が出来た時、
このりんごの漬物の存在を初めて知り
その美味しさにびっくりしたのです。
それ以来、食べた事があるか沢山の人に聞きました。
黒石市と中里町出身の人が子供の頃よく食べたと
証言してくれましたが、そのほかは誰もいなかったのです。
皆さんはご存知でしたか?
何か情報がありましたら聞かせて下さい。
次の本にはこの事も書こうと思います。
りんご歴史研究所ホームページ
木浪真由美 的「青森りんご物語」①
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読んだ方の感想をまとめました
英訳もしました。
書籍販売店は
成田本店各店、ヒロロTSUTAYA、りんご公園、
まわりみち文庫、平川市田本本店、黒石市松の湯交流館

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