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明治二年弘前絵図で読み解く、菊池楯衛とりんごのはじまり

明治二年弘前絵図で読み解く、菊池楯衛とりんごのはじまり

青森りんご歴史伝承家 木浪真由美です。 広瀬寿秀著(広瀬矯正歯科クリニック院長)『新編 明治二年弘前絵図―人物と景色を探して』2013年(有)北方新社 明治二年につくられた弘前藩士屋敷地図と、町名ごとに特筆すべき人物の解説がされている本です。 この「はしがき」で広瀬さんがおっしゃっているのは、...

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弘前工業高校放送部から取材を受けました

弘前工業高校放送部から取材を受けました

青森りんご歴史伝承家 木浪真由美です。 先日、弘前工業高校の先生から連絡頂き、放送部が東北大会に出場するので、りんご歴史研究の活動を取材させてほしいとの事。 取材当日、工業高校に向かいます。17才の時、文化祭に来た事を思い出したけど校舎が全然違う気がする。どうなんだろう? 放送部の生徒さんといろいろ話し質問も沢山答えました。 あっぷるぱい(牌)のルール開発をする時に作った手書きのカードを見せながら、どうしてこの活動を始めたのかなぜ歴史伝承が大切なのか。どういう未来にしたいのか。などなど。...

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りんご歴史講座を開催しました

りんご歴史講座を開催しました

青森りんご歴史伝承家 木浪真由美です。 始まりました、りんご歴史講座。この日が来るなんて夢のようです。 わりと弘前文化センター利用状況が混んでいて茶室しか予約が取れなかったのですがお申込みが6名もあったので茶室の広さでは無理と判り、中研修室に変えてもらったので広すぎです🍎 次回の歴史講座テーマは「菊池楯衛を深掘り」青森県りんご栽培の先駆者ですが、その功績はりんごだけにとどまらず植物界の全国紙には連載ページを持っていたほどその知識は広く必要とされていました。...

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りんごの歴史

木浪真由美 的「青森りんご物語」①

はじめに りんご―それは「生きた歴史遺産 

 

明治維新で仕事を無くした藩士たちの、失業対策で始まった、青森県のりんご栽培。
生産量日本一のりんご産地に、こんな歴史がある事は、意外に知られていないのではないでしょうか?

 

今年二〇二五年は、青森県にりんごがやって来て一五〇周年にあたります。
一八七五年春、青森県庁に三本のりんごの苗木が届き、ある一人の元弘前藩士が、その苗木を敷地内に植えました。その人こそ、りんご栽培のパイオニアとして七二歳までの人生を、りんごをはじめとする農産物一筋に生きていく菊池楯衛(きくちたてえ)です。この物語は、この菊池から始まる青森県りんご栽培の壮大な遺産です。
 こんな歴史があったなんて知っていたら、りんごを買う時、もっと真剣勝負だったかもしれない。そう思っていただけたら嬉しいです。そして、この本を読み終えた頃には、りんごを食べずには、いられなくなるでしょう。あなたにとって「単なる果物」だったりんごが、「生きた歴史遺産」であることに、気づいてしまったからです。

 

菊池楯衛を筆頭に始まるりんご栽培の歴史ですが、彼一人が英雄なわけではありません。これからお話をしていく、青森をりんご王国にした立役者たちを、ご紹介しましょう。
 弘前藩一二代藩主である津軽承昭(つぐあきら)、青森みちのく銀行、株式会社カクヒロなどをつくった弘前藩家老大道寺繁禎(しげよし)、そしてもう一人の家老であり、石田三成の子孫である杉山成知(なりとも)、りんご栽培というスタートアップが実現できたのは、代表してこの四人の存在が大きいと思っています。

そして日本人として、最も早くりんごを作って食べていた、と言われる松平春嶽、七飯に巨大な果樹園をつくったドイツ人ガルトネル、菊池楯衛に接木法を伝授したアメリカ人技師ルイス・ベーマー。彼らの存在無くして、日本にりんごは根付かなかったかもしれません。

後に青山学院院長となる本多庸一が、横浜から弘前へ連れて帰ったジョン・イングは、当時、東北で唯一、外国人宣教師を雇用していた東奥義塾で教鞭をとり、生徒たちにりんごを食べさせました。その東奥義塾や東奥日報を創設した菊池九郎。そして弟の菊池三郎は、つがる市柏に現存する、日本最古のりんごの木を譲った人だと言われています。

大道寺と一緒に酪農会社を運営した、笹森儀助(ささもりぎすけ)は、のちに国防を憂いて日本中を探検、『南嶋探検』『千島探検』などの著書を残しました。この本は現場を見て書いた国防書として、柳田國男にも影響を与え、更に、明治天皇も読んだと言われています。
 この笹森に、人格形成において、大きな影響を受けた外崎嘉七(とのさきかしち)は、東北各地へ指導に出向き、りんごの神様と呼ばれる指導者になっていきます。

その外崎が盟友としたのは、のちに北海道大学学長となっていく島義鄰(しま よしちか)と、晩年、大連に渡り大陸に津軽式りんご栽培を伝授する楠美冬次郎(くすみとうじろう)(*)、そして農家の地位向上に尽力し、組合という概念を実践した豪農相馬貞一(そうまていいち)、この流れは続編で紹介する木村甚彌(きむらじんや)へと繋がっていきます。
(*)楠美冬次郎の読み方に関しましては『青森県人名大辞典』を引用し「くすみとうじろう」としました。

 

 

 

りんごは冷害に強く、高値で取引されるため、多くの資産家が投資対象としました。
黒石の貴族院議員で、名勝金平成園施主の加藤宇兵衛(かとううへい)、りんご協会を創った、澁川傅次郎(しぶかわでんじろう)の祖父・澁川伝蔵(しぶかわでんぞう)、本多庸一に導かれ、藤崎教会をつくった佐藤勝三郎、りんご農家の副業として、馬鈴薯作りを推奨した藤本徹郎らについても特筆しました。

このように、今回の津軽地方前編の登場人物を、列挙してみましたが、この本では彼らが織りなす歴史を、できるだけ時系列で書いてみました。マニアックな地名が出て来ますが、できるだけインターネットで検索しながら、読んで頂くと印象に残りやすいかと思います。

また、現地にて「とことん!りんごの歴史ツアー」を開催中です(令和七年現在)。
是非、ご参加ください。https://matatabi-club.com/tour/3040.html
 続編は明治後期から昭和五〇年代の、ふじりんごが台頭してくる頃までを書き上げる予定です。更に、青森県南部地方のりんご栽培の歴史も、とても興味深いので只今調査中です。いずれしっかりと書き上げたいと思いますので、もう少しお待ちください。

私の手元には『りんご百年史』という本があります。厚さ七センチメートルの大きな本です。これは今から五〇年前、青森りんご百年記念事業会が発刊したもので、とても貴重な本です。普通の図書館では、館外持ち出しできないので、借りて来ることができません。
 毎朝三時起床の私は、朝方調べものに集中したい一心で、インターネットでこれを見つけて買いました。書き込みしたりインデックスを張り付けたり、一日に何度も開くのできっとそのうちボロボロになるでしょう。この世を去る時はくたくたにして、頭に詰め込んでいこうと思っています。
 りんご栽培に関する細かい情報はこの本から確認をとっていますし、読み物としても飽きる事がありません。永遠に読んでいられる一冊です。この本に書いてあることをわかりやすく伝える役目が自分だと考えております。

歴史とは、過去に生きた先人たちが、繰り返してきた選択の結果です。何を選び何を捨てて来たのか、どうしてそう決めたのか、何を願っていたのか。これら一つ一つの歴史は私たちの体の一部となっているのです。ですから、歴史には共感できる場面、自分事と感じる場面があるのかもしれません。この本の中にもそんな奇跡が入っていたら嬉しいです。

 

 

あっぷるぱい(牌)

りんごの歴史を伝承していく為の各種ツール・サービスを開発しています。

あっぷるぱい(牌)

    2024年1月開催クラウドファンディング

あっぷるぱい(牌)

遊び方解説書(日本語)はこちらから印刷できます

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あっぷるぱい(牌)遊び方ガイド

アメリカシカゴのおばあちゃん

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イベント

イベントによりりんごの歴史がより身近なるようご案内させていただきます。

第4回あっぷるぱい(牌)世界選手権大会

第4回あっぷるぱい(牌)世界選手権大会

Good morning, everyone!Welcome to the 4th Apple Pie World Championship here in Kuroishi city.Let’s enjoy the game, learn the history of apples, and have a wonderful time together! 青森りんご歴史伝承家...

外崎嘉七が支えた、長尾牛乳創業期の話

外崎嘉七が支えた、長尾牛乳創業期の話

先日、長尾牛乳の始まりを書きました。明治17年長尾介一郎が谷量舎という牛乳会社を設立。 よくお乳を出す牛を仕入れたいと思った時、牛の目利きとしてその大役を任されたのが後にりんごの神様と呼ばれる、外崎嘉七でした。 外崎嘉七は、大道寺繁禎が作った農牧舎という酪農会社に妻と住み込みで働き、多くの牛を管理する中で、牛の何たるかを習得しその経験を持って県内を走り回り野辺地で一頭の雌牛を見つけ、予算内で交渉し長尾に引き渡しましたのです。 のちにこの雌牛は3頭の雌牛と7頭の雄牛を生み毎日豊富な乳を出し、稼ぎ頭となっていきます。...

第4回あっぷるぱい(牌)世界選手権大会 開催レポート

第4回あっぷるぱい(牌)世界選手権大会 開催レポート

11月2日(日)開催された第4回あっぷるぱい(牌)世界選手権大会の集合写真と1位から3位までの皆さんです。 あっぷるぱい(牌)がこの世に生まれて2年、ご当地カードゲームとしてこれだけ盛り上がるツールになりました。 2位の千葉さんご家族は大会前日りんご公園で貸し出ししているあっぷるぱい(牌)で特訓し家族で参戦。 お父さんがGETしたあっぷるぱい(牌)を我が家で思う存分楽しんだそうです。 これから長い冬がやって来ますね。インドア コミュニケーションツールとして、ドイツや北欧ではボードゲームが必須だとか。...

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あっぷるぱい(牌)販売店

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  • 平川市 田本商店