青森りんご歴史伝承家 木浪真由美です。
11月~3月はりんごもマメコバチもまだ休眠中。

写真提供:青森県りんご協会
りんごが4月中旬から発芽し開花準備を始める頃、
マメコバチは成虫となり繭をカリカリかじり脱出準備。

春の陽の下りんご園を飛び回り花粉を集め
アシの筒の中に作った巣に運び卵を産みます。

りんごの花の開花時期とマメコバチの訪花時期が
ぴたりと重なる為生まれた受粉管理です。
りんご農家はりんごの花が散ると巣箱を回収し
巣に住み着いたコナダニ駆除の為、
高温処理をしたり、
古い営巣筒から繭を取り出し洗ったりもします。
コナダニはマメコバチの虫室内に侵入し、
マメコバチが子供たちのために蓄えた花粉を食べます。
更にコナダニはマメコバチの成虫に付着し、
その活動を妨げるのだそうです。
マメコバチの死亡原因の80%は
コナダニだというデータがあります。
コナダニが熱に弱いので高温処理したり、
コナダニに冒されていない繭を安全な新しい
葦の巣に入れてやるなどするわけです。
そしてまた春になり成虫となったマメコバチは
りんごの花から花へと飛び回り花粉を集めます。

マメコバチがりんごの受粉に有効だと発見される前、
青森県では1930年代から人工授粉が推奨されました。

1959年には約50%のりんご農家で実施されたと言います。
その後、ミツバチによる受粉も行われましたが
今ではほとんど行われていません。

マメコバチ利用が増えた背景には人工授粉の労力問題が
大きかったと思われますが、
マメコバチの習性をよく理解し
惜しんではいけない手間ひまも重要なのだと、
板柳町産業振興公社りんごワーク研究所の
りんご指導監鈴木さんは話してくれました。

1~5℃の低温で保持してきた巣箱を
開花した畑に置く事で成虫が「今だ!」と飛び出し
花から花へと飛び回る環境を作ります。
りんご栽培農家や農業協同組合は、
りんご貯蔵の為の冷蔵施設を持っているので
この温度による管理方法は普及しやすかったのでしょう。

2026年5月8日(金)
「りんごのお花見歴史ツアー」では
なぜ、最近マメコバチが減ったと言われるのか
深掘りしてお話しいたします。

私たちの暮らす津軽の今を、
マメコバチの目線で探り、その歴史から
多くの事を学んでいきたいと思います。

ツアーお申込みはこちら、
定員まで残り7名です。お早めに!
りんご歴史研究所ホームページ
#マメコバチ #コナダニ #りんごの花
#人工授粉 #また旅くらぶ りんご歴史研究所
#青森県 #弘前市 #黒石市 #歴史 #板柳町
#板柳町産業振興公社りんごワーク研究所
#津軽あかつきの会





