青森りんご歴史伝承家 木浪真由美です。
春になり桜が散るとりんごの花が咲き乱れる津軽。
風や蜂が花粉を運び、花は果実となる準備が整います。

しかし、もっと実を付けてほしいという事で
人工授精が始まったのが、1930年代。
94年前ですね。
その効果について研究が始まったのが
1950年代になってからでした。
戦後ですね。
1970年代は約50%のりんご園で
人工授粉が行われていたようです。
そこにミツバチを利用した研究が開始され
1978年はミツバチ利用の最盛期だったそうですが、
徐々に減少してしまった。
一方、マメコバチの研究は1960年代から始まり、
1968年には利用法が栽培要項に記載され推奨されました。
しかし、思ったほど普及はせず、
1981年の利用面積は全体の2%に過ぎなかったと言います。
このマメコバチも減ってきたというニュースがありました。
【マメコバチの一年】
成虫は4月中旬から5月上旬に巣から脱出し、交尾する。
交尾後雌は営巣用の筒を選択する。
茅の筒が適していて、この営巣期はりんごの開花時期と一致する。
筒の中に巣を作り花粉と蜜を丸めて卵を産み付ける。
孵化した幼虫は夏に成熟して繭を作り秋に繭内で成虫となる。
成虫は繭内に留まり、じっと春を待つ。
マメコバチは茅の筒がなければ
その場所で生きようとはしないそうで、
マメコバチが減ったとよく言われますが、
この茅の筒自体が減っている事も原因のようです。
昔ながらの茅葺屋根に使われていたその茅は
現在、北津軽郡中里町の岩木川沿いの名産となっていて、
ほとんどが全国の文化財保護のために使われるので、
毎年単価が上がり、りんご栽培用に使うには
高級品となりつつあるのだとか。

「りんごのお花見歴史ツアー」は
5月8日マメコバチの日に決まりました。

マメコバチの目線でりんご栽培の歴史をひも解きます。
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