朝ドラの時代、津軽にもいた牛乳売り

NHK朝ドラから目が離せない。
話の中で牛乳売りをしている
主人公トキの父親は元松江藩士
ドラマの中の時代は1891年(明治24)

それより前の明治17年
ここ津軽でも元弘前藩士
長尾介一郎(すけいちろう)が
牛乳売りを営んでいました。
2013年まで弘前市春日町にあった
長尾牛乳に繋がります。

今でも武家屋敷が残るとなりの若党町にあった
長尾家は谷量舎(こくりょうしゃ)
という名前で創業しました。
乳牛を飼育し毎朝、搾乳。
まだ一般の人は牛乳を飲むのは稀で
医者にすすめられてやむなく病人が飲むという程度でした。

介一郎は、大道寺繁禎が岩木山麓に創った
農牧舎という酪農会社の経理を務めながら、
中津軽郡の書記も兼任、さらに第五十九銀行
(現:青森みちのく銀行)にも仕事があり、
鯵ヶ沢支店長として単身赴任で務めた時は
家族総出で牛の世話をしたと言います。
全て、まだまだ薄給だったからでした。

青森市浪打にあった農牧舎の販売所が売りに出たので
それを買い谷量舎青森支店を作ったのは明治27年。
県庁所在地である事に加え野戦病院ができた事、
そして鉄道が開通した事も決め手でした。
更に、明治31年には弘前に第八師団が出来た為、
牛乳の需要が一気に増えていきました。

明治40年生まれの私の祖父は昭和2年
第8師団に入隊し終戦まで軍隊にいました。
兎に角牛乳が大好きだったそうです。
りんごと共に日本に入って来た牛乳を飲む習慣
こんな角度から今日も朝ドラを楽しみにしています。

参考文献:船水清著『ここに人ありき』第三巻
陸奥新報社 昭和45年

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