執筆者 ringo-history | 5月 15, 2024 | お知らせ
海外からも青森県のりんごは大人気。 誇らしい限りですが、 生産量日本一になるには理由がありました。 青森県にりんごの苗木が 初めてやって来た明治8年から 約20年後、りんご栽培は 病害虫との闘いが始まっていました。 実の中に入り込んだり、 木そのものを枯らしたり 当時は、病害虫のついた木は切り倒し 焼却するしか方法がなかったそうです。 明治30年の1年間だけで、 約9万本が伐採されています。 所が、にも関わらず、大豊作であったため 市場でさばききれず、価格が暴落しました。 更に明治33年には花腐れ病と呼ばれた モニリア病が広がり、...
執筆者 ringo-history | 5月 15, 2024 | お知らせ
りんご歴史研究所の木浪です。 昔、中国大連市に渡りりんご栽培を指導した 元津軽藩士がいます、 大連に渡り12年後には その地で家族に見守られて一生を終えますが、 その生涯は波乱に満ちつつもりんご一筋でした。 楠美冬次郎(1863~1934) 菊池楯衛が北海道七飯の出張から戻り ベーマーから習ったことを直接伝えた 化育社のメンバーの一人。 菊池とは17歳ほど離れていますが 楠美のまじめな人柄でその信頼は厚く、 りんごの品種カタログ作成事業を任せました。 元津軽藩士でしたが、 りんご栽培で生きて行く決意をした楠美は...
執筆者 ringo-history | 2月 27, 2024 | お知らせ
クラウドファンディングの結果について、詳しくはこちら クラウドファンディングサイト(CAMPFIRE)において、あっぷるぱい(牌)制作にご支援いただいた皆様、本当にありがとうござました。許可をいただいた方のみお名前を掲載させていただきます。(順不同) 有限会社中村建設 中村 陽平 様 三上 拓也 様 appcycle株式会社 藤巻 圭 様 ホイドーズ 様 BAR無路良 山田 哲也 様 やまと印刷株式会社 様 GARDEN大きなくりの木の下で NON&TON 様 原田 祐治 様 カサイーサン 様 植松 宏真 様 佐藤 直樹 様...
執筆者 ringo-history | 10月 29, 2023 | お知らせ
りんご歴史研究所の木浪です。りんごは漢字で林檎と書きますが、この禽は鳥の事です。 鳥が集まる木と書いて「林檎(りんご)」といいます。そのくらい鳥もりんごが大好き。 農家さんにとって鳥が厄介なのは完食しない事。たっっっくさんのりんごをちょっっっとずつ食べるから困るのです。 でも、鳥が食べるのは熟して美味しいからでも商品にならないどうしましょう。鳥が残したところを食べながら考えます。イメージはできててジンにできないかなって思ってる。 甘くないりんごはブランデーにしたいけど、甘いりんごはGINにしたい。...
執筆者 ringo-history | 9月 24, 2023 | お知らせ
りんご歴史研究所の木浪です。先日、3種類のりんごをみんなで食べ比べしました。品種を確認しながら自分の好みを言い合うと、皆それぞれタイプが分かれる。酸っぱいりんごが好きな人やシャキシャキしていないとダメな人もいる。食べ比べはみんなでやると楽しい。 1903(明治36)年三月、明治政府が主催する、第五回内国勧業博覧会に於いて青森県はりんごの出品数、入賞点数ともに他道府県を圧倒し、りんごの直売所も好評で、四月一日付、東奥日報は「皮むきりんごの販売」という見出しで次のように報じています。...
執筆者 ringo-history | 9月 8, 2023 | お知らせ
去年、Next AOMORIに参加して https://next-aomori.com/ 私が見つけた青森県の課題は「りんご産業の継続発展」でした。りんご農家さんが減少しない環境とは何か取りこぼしている副産物はないかという視点から出した結論が世界市場に向けたアップルブランデーを作るという事でした。加工用りんごの栽培を増やし農家さんの負担を減らす。価値あるアップルブランデーを世界市場で販売する事で継続的に高価格帯の加工品を作っていく。このプロジェクトが10月からスタートします。...