りんご歴史研究所の木浪です。
来週7月22日23日平川市猿賀公園で行われる「ぷらすマルシェ」に当研究所も参加します。
猿賀公園の蓮の花は平川市観光協会が毎日動画を配信しているので、咲き具合を確認できます。https://hirakawa-kankou.com/2020/10/22/sarukakouen/
去年のぷらすマルシェは天候にも恵まれ、4000人に迫るの人出となりました。今年も盛況となりますように。
りんご歴史研究所はルールを覚えるとりんご栽培の歴史が頭に入るカードゲームを開発中です。麻雀とドンジャラの中間くらいの難易度でアイコンがりんごなので名前は「あっぷるぱい」。
この「あっぷるぱい」を試していただくブースを出します。いくつかの役があってこの役の役割に歴史が隠されています。
例えばこちら、
菊池・菊池・菊池・桜・桜・桜
この6枚を集めて上がると「弘前城桜守」という役ができます。菊池楯衛が弘前城に桜を植えた一人だというお話は前回しましたので「弘前城桜守」は理解していただけるかと思います。
ではもう一つ、
菊池・菊池・菊池・紅玉・紅玉・紅玉
又は、
菊池・菊池・菊池・国光・国光・国光
この6枚の並びを揃えて上がると「りんご創世記」という役ができます。青森県でりんご栽培が始まった当初アメリカから入ってきたのが、紅玉と国光です。国光はこの地方では雪の下といも言われました。収穫時期が遅く樹上のりんごが雪の下になる事もあったためこう呼ばれたそうです。情緒的だけど、作業は寒いだろうなあ。今となると国光はほとんど栽培されていないそうですし、アメリカでも主要品種になった事がない国光ですが、ふじの親として海外でも名前は知られているそうです。
いつか、国光と紅玉のりんごジュースを作り、菊池楯衛の写真をラベルにしたボトルを作りたいなと思います。どなたか、国光を育てている方をご存じでしたらご紹介下さい。ラベルにはもちろん「りんご創世記」が入ります。
参考文献
杉山芬 杉山雍 共著 「青森県のりんご改訂版」
公益財団法人青森県りんご協会